FORTUNE ARTERIAL SS しゃーぷじゅうさん

「おはよー司・・・・・・ん、なんだそれ」

いつものように教室へ行くと、紙袋を持った司と出くわした。

「今日は何の日だ?」

「何って・・・あー」

そうか、2月14日か。

「しかし何故紙袋・・・・・・どれだけ貰ったんだ」

「数人だと思うがな。やたらと気合が入ってるのが多いだけだ」

まったく、とどうでもよさそうに言う。

やっぱり人気あるんだな・・・・・・

「そういう孝平はどうなんだ?」

「俺?転校が多かったからなぁ・・・・・・あんまり貰った事はないな」

「そうか」

ふむ、と納得した様子。

「ま、今回からはハーレムじゃねえか。よかったな」

「そんなまさか」

「そうでもなさそうだぜ?ほら、早速」

司がドアの方を見る。

「こーへー!はぴばれーっ!!!」

相変わらずの寮長が神速で現れた。風紀委員としての自覚はあるのか。

「はいこれ、プレゼントのチョコ」

「ありがとうかなでさ・・・なんじゃこら!?」

「何って、バレンタインのチョコ」

渡されたモノはどうみてもチロルなチョコだった

「ホワイトデーは100倍返しだからねー」

「ひどっ!」

いくら安いとはいっても、倍率がひどい。

「お姉ちゃん・・・」

陽菜も諦め気味だ。

「でもしっかり用意しそうだな、孝平なら」

・・・司に言われてつっこもうとしたが、用意しそうな自分に気がついた。

「はい、孝平くん。わたしからも・・・これ」

陽菜の手には、かなでさんと明らかに豪華さが違うモノが握られていた。

「陽菜・・・・・・これって・・・・・・」

「孝平・・・・・・お幸せに」

「司は飛躍しすぎだっ!」


でも、陽菜なら・・・・・・

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